無農薬栽培と言えば「奇跡のリンゴ」の木村氏が1978年に始めたことで有名です。 その木村秋則氏と期せずしてほぼ同時期に、神奈川県で農薬を使わない農業を始めたのが、 私の師匠の諏訪部明氏です。諏訪部氏は、1975年、50才の頃、体調不良を覚え、 その原因が長年の農薬・除草剤使用にあると考えてその使用を止め、木酢液を薄めて撒き始めました。 これによって健康を取り戻し、以降40数年間、無農薬・無除草剤の農業に専心して93才の天寿を全うしました。 農薬を使わないと収量が減り収入も減ってしまうかもしれないが、自分や家族を含め、 消費者の皆さんが健康被害を受ける事に比べれば問題ではないという氏の考えは合っていたのです。 藍空湘南農園でも、諏訪部氏や、もう一人の無農薬農業の師匠の宮原氏の教えに則り、 農薬も除草剤も使わない農業で、食べる人の健康を守る作物を作っています。